葬儀の主な流れとは?マナー知っておくべき注意点も解説
「葬儀ってどういう流れで進むの?」
「葬儀なんて初めてで、流れが全然わからない」
「葬儀で知っておくべきマナーとかってあるの?」
このような悩みを抱えていませんか?
状況や地域や宗教の慣習にもよりますが、葬儀の流れはある程度決まっています。早いうちに流れを理解しておくことで、今後葬儀に携わる場合でも安心してスムーズに対応が可能です。
今回の記事では、以下の内容について解説します。
- 葬儀の主な流れ
- 葬儀後の流れ
- 葬儀の際に知っておくべきマナー
葬儀の全体的な流れをつかんでおきたいという方にピッタリな内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
①葬儀の主な流れ

葬儀の主な流れは以下の通りです。
- ご臨終から搬送先の決定
- ご遺体の搬送
- ご遺体の安置
- 喪主の決定
- 寺院への連絡
- 葬儀規模・内容の決定
- 葬儀に関する手続きの実施
- 納棺の儀
- 通夜式
- 葬儀・告別式
- 火葬・収骨
- 法要・精進落とし
なお、上記は一般的な流れで、状況により流れが変わることもあるため、葬儀社と打ち合わせて柔軟に対応するようにしましょう。
1-1. ご臨終から搬送先の決定
まず医師が死亡を確認し、死亡診断書を発行します。
仮に自宅で看取った場合は、かかりつけ医の有無によって手続きが異なります。
- かかりつけ医がいる場合:連絡して死亡診断書を発行してもらう
- かかりつけ医がいない場合:警察に連絡して、現場検証などをもとに「死体検案書」を発行してもらう
警察に連絡する場合は、現場検証などの手順が入りますが、特に事件性が無いと判断された後に死体検案書を受け取れます。
次に、ご遺体の安置場所を選択します。自宅か葬儀社の安置施設を選ぶのが一般的ですが、地域や宗教の慣習も考慮するとよいでしょう。
安置場所を決めたら、葬儀社へ連絡して搬送を依頼し、必要な手配を進めます。
あわせて、寺院や教会などの宗教施設へ連絡するかどうかを検討するなど、故人さまの信仰や地域のしきたりを踏まえて手続きを進めるのが大切です。
1-2. ご遺体の搬送
葬儀社の寝台車が指定の場所へ到着したら、ご遺体は丁重に扱われながら搬送されます。
安置場所に到着後は、ご遺体の尊厳が守られるよう配慮のため、ドライアイス冷却などの処置が施されます。
その後、葬儀社と改めて段取りや今後の対応を確認し、落ち着いて進行を整えます。
1-3. ご遺体の安置
自宅や葬儀社の安置施設に到着したら、ご遺体を安置して枕飾りを整えます。
このとき、一般的に線香やろうそくをお供えしますが、宗旨宗派によっては異なる作法を行う場合があるため、事前に確認することが望ましいです。
ご遺体の保存にはドライアイスを用い、弔問に来られる方々が落ち着いて拝顔できるよう配慮します。
加えて、親族や関係者に連絡をしておき、訪問のタイミングや対応方法を共有しておくと、弔問の準備や故人さまを偲ぶ場の雰囲気づくりがスムーズに運ぶでしょう。
1-4. 喪主の決定
家族や親族で話し合い、「誰が喪主を務めるのか」を決めることも重要なステップです。
多くの場合、配偶者や長子が務めますが、家庭の事情や故人さまとのつながりによっては別の方が喪主になることもあります。
家族の想いを集約し、故人さまをしっかりと送り出すためにも、皆が納得したうえで喪主を選ぶことが大切です。
また、喪主は葬儀全般の代表者として、各方面への連絡や挨拶を行うことになるため、周囲との連携も欠かせません。
葬儀社によっては、LINEやメールなどで連絡できるツールを持っているところもあるので、そちらの活用も行いましょう。
1-5. 寺院への連絡
故人さまの信仰に合わせて、寺院や教会などの宗教施設へ連絡し、通夜や葬儀の執り行いを依頼します。
菩提寺(ぼだいじ:先祖代々のお墓があるお寺)がある場合はもちろん、菩提寺がなければ近隣の寺院を探すか、葬儀社に紹介してもらうケースも珍しくありません。
お坊さまや神職さま、司祭さまなどに葬儀をお願いする際は、日程や式の内容、謝礼やお布施の準備についてしっかりと話し合いましょう。
なお、宗教者とのやり取りは葬儀社が代行することも多いため、流れに合わせて相談していくと安心です。
1-6. 葬儀規模・内容の決定
葬儀の式場や規模をどのようにするかは、宗教形式や参列予定者の人数、家族の意向によって変わります。
大規模に執り行うか、ごく身近な人だけで小規模で行うかを決める際には、会場の収容人数や費用面も考慮する必要があります。
さらに、遺影写真の準備や祭壇・供花の飾り付けなども、故人さまの人柄や好みに合わせるとより温かい雰囲気になるでしょう。
まずは葬儀社と念入りに打ち合わせを重ね、思い描く形の葬儀に近づけることが大事です。
1-7. 葬儀に関する手続きの実施
死亡届を役所に提出し、火葬許可証を取得するのは、基本的に葬儀社が代行します。
ただし、その後の世帯主の変更や健康保険・年金の手続き、さらには公共料金やクレジットカードなど、故人さまが契約していたサービスの名義変更や解約手続きは家族で行うことが基本です。
1-8. 納棺の儀
納棺は、故人さまとの最後の対面を大切にしながら進める厳かな儀式です。家族が主体となって行うもので、葬儀社は流れをサポートし、進行を手伝う立場となります。
ご遺体を清め、死装束を身につけていただいたうえで、生前愛用していた品や思い出の品を副葬品として納めますが、火葬場の規定により入れられないものがある点には注意が必要です。
【棺に入れられないものの例】
- 金属製品
- ガラス製品
- ライター、スプレー類
- 水分量の多い食品(果物など)
など
※火葬場によって可否は変わります
棺にふたをする前に、集まった親族や親しい友人が最後のお別れを交わし、想いを言葉にしましょう。
1-9. 通夜式
通夜式は、葬儀式の前日に執り行われることが多い儀式で、故人さまとのお別れの場として多くの場合、夕方や夜に執り行われます。
受付を設置し、弔問客をお迎えしてから、僧侶さまや神職さま、司祭さまなどの宗教者による読経や祈りが執り行われます。
喪主または遺族代表は、会葬者に対して感謝の挨拶を伝え、故人さまとの思い出を共有することも少なくありません。
式が終わると、通夜振る舞いとして飲食を提供し、しめやかな雰囲気のなかに心温まる交流のひとときが生まれます。
1-10. 葬儀・告別式
葬儀・告別式当日は、宗教儀礼に沿った式次第で進められ、弔辞や弔電の紹介、焼香や献花などを行います。
亡き人を思う気持ちを大切に、参列者と共に祈りや別れの言葉、お花を捧げることで、故人さまの旅立ちを見送ります。
式の最後には、喪主が改めて会葬者へ感謝の気持ちを伝え、故人さまへの想いを込めて式を締めくくるのが主な流れです。
その後は霊柩車にて火葬場へ移動し、火葬を執り行います
1-11. 火葬・収骨
火葬中は控え室で待機します。
火葬にかかる時間は、一般的に1時間前後です。
火葬完了の案内があったら収骨室へ移動し、喪主から順に二人一組で箸を使い、足から頭へと遺骨を骨壺に収めます。
最後に喉仏を収め、骨壺と遺骨をお墓などに納める際に必要な書類である埋葬許可証を受け取り、帰宅します。
埋葬許可証は、お墓へお骨を納める際に必要となる許可書なので、無くさずに保管しておきましょう。
1-12. 法要・精進落とし
葬儀当日に初七日法要を繰り上げで行うこともあり、その後に精進落としの会食を催すのが一般的です。
僧侶に読経をお願いし、故人さまを供養したあとは、喪主やご遺族が参列者への感謝を述べながら会食を行います。
ここでは、通夜や葬儀を手伝ってくれた方々へ改めてお礼を伝えるとともに、残されたご家族がこれからの法要の予定や進め方を共有しましょう。
もし、四十九日や一周忌など、今後の法要について不安があれば、事前相談を活用して、早めに準備を進めると安心です。
愛媛と高知に拠点を構える株式会社ベルモニーでは、ご葬儀についての事前相談を無料で承っています。当社では、葬祭ディレクター(厚生労働者認定葬祭ディレクター技能審査)や、終活カウンセラー(一般社団法人 終活カウンセラー協会認定)などの有資格者が、葬儀に関する準備や不安点に対して、懇切丁寧に対応いたします。
葬儀について不安な点があり、この機会に解決しておきたいと考えている方は、ぜひ以下のリンクからご相談ください。
事前相談
③葬儀後の流れ

一般的に葬儀の流れは以下の通りです。
- 各種手続きの実施
- 納骨・埋葬の実施
- 四十九日法要
あくまで一般的な流れなので、参考程度にとらえてみてください。
2-1. 各種手続きの実施
葬儀を終えた後は、故人さまが加入していた健康保険や年金などの公的手続きを速やかに進める必要があります。
銀行口座や公共料金、クレジットカードといった名義関連の整理も同時に行い、必要に応じて解約や変更を手配しましょう。
さらに、生命保険や損害保険の保険金請求に着手しておくと、後々の金銭的負担を減らせます。
また、相続手続きは複雑になるケースも多いため、遺産分割や相続税などで不明点があれば、司法書士や税理士、弁護士といった専門家のサポートを受けると安心です。
これらの事務的な処理は一度に済ませるのが難しいこともありますが、期限を把握しながら優先度の高いものから取りかかるのが望ましいといえるでしょう。
2-2. 納骨・埋葬の実施
火葬を終えたご遺骨は、四十九日法要に合わせて納骨するケースが一般的です。
納骨を行う際には、埋葬許可証や墓地の利用許可証といった関連書類が必要となるため、事前に忘れず準備しましょう。
お寺や霊園で納骨式を執り行う場合には、僧侶さまに読経をお願いすることが多いため、お布施やお車代、御膳料などの謝礼を用意しておくと安心です。
儀式のあとは、親族や近しい人々で会食を開き、故人さまを偲びながら思い出を語り合う時間を持つと、気持ちの整理も進みやすくなります。
納骨は生前のお墓の有無や契約状況によって進め方が異なるので、あらかじめ状況を確認しておくとスムーズです。
2-3. 四十九日法要
故人さまが旅立ってから四十九日目は、大切な区切りとされる日です。
四十九日法要は、逝去からちょうど49日目に行うのが理想的ですが、親族が集まりやすい土日などに前倒しすることも珍しくありません。
日程を調整したら、お寺や僧侶さまの都合も踏まえて打ち合わせをし、参列者へ案内を出します。
会場は自宅で行うこともあれば、寺院や葬儀会館などを利用する場合もあるため、希望する場所や人数に合わせて検討しましょう。
当日は読経、焼香、法話などの儀式が進んだのち、引き出物を用意した会食を開催して故人さまを偲ぶのが一般的な流れです。
悲しみを共有しながらも、皆で故人さまを送り出す大切な儀式として、丁寧に準備を整えましょう。
④葬儀の際に知っておく3つのマナー

葬儀の際に知っておくマナーとして、以下を覚えておきましょう。
- 焼香の順番
- 服装
- 挨拶
知っておくことで葬儀に参加する際も安心です。
3-1. 焼香の順番
焼香は、故人さまへ哀悼の意を伝える最も象徴的な所作です。
基本的には喪主を含む遺族や近親者から順に行い、その他の参列者は司会や会場スタッフの案内に従って静かに焼香台へ進みます。
焼香の回数や香のつまみ方は、宗派のやり方に従うと良いでしょう。
もし詳しい指示がなければ、一度香を額に捧げたうえで香炉にくべるという一般的な作法で問題ありません。
前の方が済んだらすぐに立ち上がるのではなく、動線を乱さないように一呼吸おいてから席を立つと、式場全体の落ち着きが保たれるでしょう。
3-2. 服装
葬儀に参加する際、服装にもある程度のマナーがあります。
男女別でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
【男性】
| 服装の色 | ・光沢のない黒無地が基本 |
| シャツ | ・白無地のレギュラーカラー ・色柄・ボタンダウン不可 |
| ネクタイ | ・光沢のない黒無地 ・ディンプルを作らずシンプルに結ぶ |
| 靴 | ・黒の革靴 ・光沢のないシンプルなデザイン |
| 靴下 | ・黒無地 |
| ベルト | ・黒無地でシンプルなバックル |
【女性】
| 服装の色 | ・光沢のない黒無地が基本 ・ワンピース、アンサンブル、スーツ、パンツスーツも可 |
| スカート丈 | ・膝が隠れる~ふくらはぎ丈 ・短すぎ、長すぎに気をつける |
| ストッキング | ・黒の薄手(30デニール以下) ・素足・網タイツ・柄物はNG |
| 靴 | ・黒の布製または光沢のない革製パンプスが一般的 ・ヒール高は3〜5cm程度 |
| 靴下 | ・黒無地 |
| バッグ | ・黒の布製、または光沢のない革製の小ぶりなハンドバッグ。金具は目立たない方がいい ・爬虫類系素材はNG |
通夜式は落ち着いた色の平服でも問題ないとされていますが、喪服で来られる方が多いという点は理解しておきましょう。
3-3. 挨拶
喪主や遺族代表の挨拶は、故人さまを見送る場に集まってくださった参列者への感謝を伝える大切な時間です。
長話は避け、1〜3分程度で簡潔にまとめる方が良いです。
重ね言葉や「九・四」など縁起の悪い語、死を直接的に連想させる表現は控え、「本日はご多用の中…」「生前はひとかたならぬご厚情を賜り…」といった柔らかい言い回しを用いると良いでしょう。
また、緊張して言葉が詰まりそうなときはメモを手元に置き、ゆっくり落ち着いて話しましょう。
⑤葬儀の流れに関するよくある質問3選

葬儀の流れに関するよくある質問として、以下をピックアップしました。
- 故人さまの宗旨宗派によって葬儀の流れは変わる?
- 葬儀・告別式から散会までどれくらい時間がかかるの?
- 葬儀の一般的な費用はどれくらいかかるの?
悩みやすい部分を挙げているので、ぜひ参考にしてみてください。
4-1. 故人さまの宗旨宗派によって葬儀の流れは変わる?
宗旨宗派が異なると、読経や焼香の形式、祭壇の組み方などが大きく変わります。
たとえば仏式では僧侶さまによる読経が中心ですが、キリスト教式なら賛美歌や聖書朗読、神式では「帰幽祭(きゆうさい)」や「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」といった儀式が含まれます。
菩提寺やお墓の場所がはっきりしている場合は、これまでの家の状況を踏まえて宗派を考えていくとスムーズです。
葬儀社は各宗派への対応に慣れているので、事前に希望を伝えておくことで、適切な流れを提案してもらえるでしょう。
4-2. 葬儀・告別式から散会までどれくらい時間がかかるの?
葬儀・告別式自体は、おおむね1時間から1時間半ほどで進行することが一般的です。
ただし、その後には出棺や火葬場への移動、火葬、収骨といった流れが続き、さらに2~3時間かかる場合が多いです。
全体としては4~6時間ほどを目安に考えるのが無難ですが、葬儀の規模や内容によっては前後する可能性があります。
慌ただしくならないように、あらかじめスケジュールにはゆとりを持たせておきましょう。
4-3. 葬儀の一般的な費用はどれくらいかかるの?
全国的な平均としては、150万円以上の費用がかかるとされています。
さらに、会葬者へのお茶菓子や通夜ぶるまい、返礼品などの接待関連の費用を加えると、全体的に負担が増す傾向があります。
ただし、家族葬や直葬のようにコンパクトな形式を選ぶと、その分コストを抑えられるケースもあるでしょう。
複数の葬儀社に見積もりを依頼し、内容や料金を比較検討することで、なるべく納得のいく費用に近づけることが大切です。
葬儀の費用については、以下の記事で詳しくまとめているのであわせて参考にしてみてください。
家族葬の費用相場はいくら?費用を抑えるコツも解説 – (株)ベルモニー 愛媛 高知
⑥まとめ

状況や地域や宗教の慣習にもよりますが、葬儀はある程度流れが決まっているため、把握しておくとスムーズです。
葬儀後も流れがあるため、あわせて把握しておくと良いでしょう。
とくに故人さまの各種手続きの実施は、場合によって複雑になることもあるため優先順位をつけて、進めることが大切です。
初めて葬儀に本格的に関わる際、いろいろと悩むこともありますが、今回の記事である程度の流れやマナーがつかめます。
葬儀に関わりそうなタイミングで、ぜひ本記事を読み返して学んでいただければ幸いです。
なお、ベルモニーでは月々1,000円から冠婚葬祭のご準備ができる「互助会制度」を用意しています。月々のわずかな掛け金で、お葬式の負担を減らせる上に、また、ベルモニー会員様のためのお得なクーポンも配布しております。
また、事前相談ではご家族の状況に合わせた葬儀の流れをお話しすることもできますので、ぜひ活用してみてください。
事前相談