ベルモニーのご葬儀

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お葬式では、どうして黒い服を着るの?

お葬式に着ていく服といえば、誰もが思い浮かべるのが「黒いスーツやワンピース(喪服)」ですよね。

でも、実は「お葬式=黒い服」になったのは、日本の長い歴史の中ではごく最近のことなのです。それまではなんと、1000年以上にわたって「白い服」を着てお葬式をしていました。

なぜ昔は白だったのか、そしてなぜ今は黒を着るようになったのか、その理由をわかりやすく解説します!

1. 昔の日本は「お葬式=白い服」だった

明治時代よりも前の日本では、お葬式の服といえば「白」が当たり前でした。今でも、亡くなった方に着せる衣装(死装束・しにしょうぞく)は白い着物ですよね。

昔の人がお葬式で白い服を着ていたのには、次のような深い意味がありました。

  • 「あなたと同じ格好で、あの世の入り口まで見送ります」というお別れの証明
  • 死という「汚れ(けがれ)」から身を守るための、神聖な色(清らかな色)だから

時代劇などで武士が切腹するときに白い着物を着ているのも、同じように「死」に向き合うための神聖な色だからです。

2. 黒い服になったきっかけは「明治時代の外交」

では、なぜ白から黒へと180度変わってしまったのでしょうか?

きっかけは、明治時代に日本が西洋の文化を積極的に取り入れたことでした。

ヨーロッパやアメリカでは、昔からお葬式には「黒い服」を着る文化(ブラックフォーマル)がありました。

明治時代、皇室のお葬式(国葬)が行われた際、外国からたくさんの大切なゲスト(国賓)が参列することになりました。

そのとき、日本政府はこう考えたのです。

「外国の人はみんな黒い服で来るのに、日本人だけ白い服を着ていたら、国際的なマナーを知らない国だと思われてしまうかもしれない……!」

そこで、外国からの目線に合わせるために、国としての正式な喪服を「黒」に統一しました。これが、日本で黒い喪服が誕生した瞬間です。

3. 一般の人に「黒」が広まった、もう一つの現実的な理由

国が「これからは黒です」と決めても、一般の庶民の間では、しばらくの間「お葬式=白」のままでした。お葬式のために、わざわざ高級な黒い着物を用意するのが難しかったからです。

庶民の間まで一気に黒い服が広がったのは、昭和の「第二次世界大戦(太平洋戦争)」のときでした。

悲しいことに、戦争中は毎日のようにお葬式が行われました。

そのとき、白い服だと次のような問題が起こったのです。

  • 何度も着ると汚れが目立つ
  • 毎回きれいに洗濯をして保管するのがとても大変

そこで、お葬式の服を貸し出す業者(貸衣装屋さん)たちが、「手入れがしやすくて、汚れが目立たない黒い服」をたくさん用意するようになりました。

これが便利だったため、戦後、日本全国にあっという間に「お葬式は黒い服」という習慣が定着していったのです。

まとめ:黒い服を着る理由

現在、私たちがお葬式で黒い服を着るのには、歴史的な理由に加えて、次のような大切な意味があります。

  • 悲しみの気持ちを表すため(亡くなった方を主役にし、自分は目立たないようにする)
  • 周囲に対して、礼儀(マナー)を尽くすため

「汚れが目立たないから」というちょっと現実的な理由から広まった黒い服ですが、現代では「故人様を静かに、厳かに見送りたい」という私たちの優しい気持ちを表す、一番大切な色になっています。

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